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ソニーのロボット技術、トヨタに一部提供
ソニーは、「AIBO」や「QRIO」などで知られたロボット技術の一部を、ロボット開発に熱心なトヨタに提供していることを明らかにした。
ソニーは8月24日、一部雑誌が「トヨタ自動車がソニーのロボット部門を買収する」と報じたことに対し、「AIBOやQRIOなどロボットの研究開発成果と組織を譲渡していない」とコメントした。
ただ、ソニーによると、プロジェクトレベルで進めていた「1人乗りのトランスポーター」に関する研究開発成果を今年3月にトヨタに譲渡した。またソニーの研究開発人員の一部が、「ノウハウを伝える意味で」、トヨタに一定期間出向しているという。
ソニーは本業のエレクトロニクス事業に集中するため、犬型ロボット「AIBO」やヒューマノイド型「QRIO」の新規開発を中止していた。
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