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AOL、広告プラットフォームを統合――本社をニューヨークに移転
買収した一連の広告企業を「Platform A」に統合することで、インターネット接続業からオンライン広告支援サービスへの移行は最終段階に入る。
米AOLは9月17日、傘下で運営する広告ネットワークを統合し「Platform A」と命名すると発表した。
AOLは子会社Advertising.comのネットワークを基盤に、最近買収した行動分析型ターゲット広告企業TACODA、モバイル広告のThird Screen Media、ビデオ広告配信のLightningcast、広告配信プラットフォームを提供するADTECHをすべて統合、新たに「Platform A」として運営する。
Platform Aは広告主に対し、AOLのサイトのみならず他社のサイトも網羅する高度なターゲティングツールや広告効果測定ツールを提供する。調査会社comScoreによれば、Platform Aは米国ネット利用者の90%以上をカバーすることになるという。
またAOLは、本社をバージニア州ダレスから、広告業の中心地、ニューヨークへ移転する。ただしダレスでの事業も継続する予定。
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