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「ニコ動」平均利用時間、Yahoo!やmixiを上回る IDは300万突破
ネットレイティングスによると、「ニコニコ動画」の1人当たり平均利用時間が、Yahoo!JAPANやmixiなどの大手サイトを上回った。ニコニコ動画のIDは300万を超えた。
ネットレイティングスが9月21日発表した8月度のインターネット利用動向調査の結果によると、動画にコメントを付けられる「ニコニコ動画」の1人当たり平均利用時間が、Yahoo!JAPANやmixiなどの大手サイトを上回ったことが分かった。
「ニコニコ動画」はニワンゴが今年1月にスタート。8月の利用者1人当たりの平均訪問回数は8.8回で、YouTubeの5.2回より多かった。また1人当たりの平均利用時間はYouTubeの3倍以上となる3時間14分。Yahoo!JAPANの3時間5分、mixiの2時間52分より長かった。平均利用時間の増加ペースは、昨年春から夏にかけてのYouTube普及時を上回る勢いという。
ニワンゴは同日付けで、ニコニコ動画のID登録者数が300万人を突破したと発表した。有料の「ニコニコプレミアム会員」は8万6000人。動画の総再生回数は20億回、総コメント数は4億回を超えたという。
ネットレイティングスの萩原雅之社長兼チーフアナリストは、「ニコニコ動画の伸びは、ネット上の動画を視聴者参加型で楽しむスタイルに価値があることを明らかにした」と指摘。動画に関連した商品のアフィリエイトリンクをユーザーが貼る「ニコニコ市場」も期待でき、「動画関連ビジネスにとって最も注目されるサービスといえる」とコメントしている。
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