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8月の世界半導体売り上げ、4.9%増

NAND型フラッシュメモリなどが好調で、8月の世界半導体売上高は前年同月を4.9%、前月比でも4.5%上回る伸びを示した。

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 米半導体工業会(SIA)は10月1日、8月の世界半導体売上高は215億ドルに達し、前年同月を4.9%上回ったと報告した。前月と比較しても、4.5%増となる。

 中でも、NAND型フラッシュメモリ製品の売り上げが前年同月比48%増、前月比で19%増と伸びており、半導体全体の売り上げ増をけん引した。

 SIAのジョージ・スカリス会長によると、低価格PCの売り上げが新興市場を中心に伸びており、スイスの金融機関Credit Suisseや米調査会社のGartner Groupが、2007年の販売台数の成長率予測を11%から13%に上方修正した。また、携帯端末の売り上げも好調で、SIAでは2007年の台数伸び率の予測を10%から15%に引き上げている。さらに、自動車のエンジンコントロールやGPSに半導体が使われるなど、従来産業において半導体の用途が増えていることにも言及し、「半導体業界は消費者の需要にけん引され、今後も経済成長率を上回るペースの伸びを続けるだろう」としている。

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