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Google、企業向けGoogle Appsのセキュリティ強化
Googleが、9月に買収したPostiniのセキュリティ技術を「Google Apps Premier Edition」に追加。大企業による利用拡大を狙う。
米Googleは10月3日、企業向けオンラインアプリケーションスイート「Google Apps Premier Edition」のWebメールセキュリティの強化を発表した。9月に買収したPostiniのセキュリティサービスを追加したもので、ストレージ容量の拡大などと併せ、Google Appsの大企業顧客層による利用拡大を目指す。
今回追加されたのは、スパムやウイルスのフィルタリング設定などセキュリティ関連のほか、コンプライアンス、メッセージリカバリなどの機能。GoogleはPostini買収の際、大企業は「セキュリティやコンプライアンスの面での問題から」ホスティング型アプリケーションへの移行に慎重だったとの見方を示していたが、新機能追加でこうした課題に対処する。
さらに、ユーザー当たりのストレージ容量を、従来の10Gバイトから25Gバイトに拡大したほか、メールのルーティング機能も追加した。
追加機能は、英語版のGoogle Apps Premier Editionでは既に利用可能。来月には日本語に対応する予定。利用料金の変更はない。
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