Intel、一部製品名を変更へ
Intelは2008年1月1日に「Viiv」「vPro」など一部のプロセッサとプラットフォームの名称を変更し、シンプルで理解しやすくする。
米Intelが、2008年初頭までに一部製品の名称を変更する計画を認めている。プラットフォームおよびプロセッサのポートフォリオを整備し、簡素化することが目的だ。
同社幹部は2007 Intel Developer Forum(IDF)で、将来のプラットフォームとプロセッサに付ける新しいコードネームを多数紹介した。だが、1月に予定している名称変更は、既に市場に投入している製品が対象となる。
この名称変更は初め、9月にTech ARPサイトが報じた。Intelの広報担当者は10月3日、eWEEKの取材に対し、名称とロゴの変更を進めていることを認めた。
同社広報担当者は電子メールで、プロセッサとプラットフォームの技術戦略は変更しないが、名称変更はもっとシンプルなロードマップを望む顧客の要望を反映したものだと述べた。
「コンシューマーと企業の選択肢を簡略化し、一貫した明確なメッセージを送り、効率的であまり複雑でなく、持続可能なロードマップを作るためにこの取り組みを進めている」
「その結果、コンシューマーにとっても企業にとっても、従来よりもシンプルで理解しやすいブランドの選択肢が提供される。顧客への影響は最小限にとどまり、現在および将来の製品ロードマップと全体的な事業目標・戦略をもっと効果的に支えられる」
この変更は2008年1月1日に実施される。
新たな命名プランの下では、Core 2 Quad、Core 2 Duo、Core 2 Soloなどのクライアント向けプロセッサの名称は変わらない。ノートPC向けプロセッサについては、5種類のCentrinoブランドが、コンシューマー向けは「Centrino」、企業向けは「Centrino with vPro Technology」にまとめられる。
Intel幹部は2007 IDFで、45ナノプロセスを採用した新しいPenrynプロセッサファミリーを含む新たなCentrinoプラットフォームなど、来年登場するモバイルプラットフォームの新計画を幾つか説明した。年内に「Montevina」のコードネームの下でモバイルプラットフォーム全体を刷新する計画だ。
デスクトップポートフォリオに関しては、ViivブランドとvProブランドの両方を、使われているプロセッサをもっと反映する形で刷新する。
「vPro」「Viiv」の名前とロゴだけをPCに付ける代わりに、例えば、クアッドコアデスクトッププロセッサを搭載したvPro PCのラベルには「Intel Core 2 Quad with vPro Technology」と書かれるようになる。
こうした変更の一方で、Intelは11月12日に新しいPenrynファミリーを立ち上げるべく準備を進めている。同ファミリーの最初のプロセッサはハイエンドゲームPCやサーバ、ワークステーション向けで、その後メインストリームのデスクトップPCにも拡大することになりそうだ。
最後に、Intelは「Itanium 2」のブランディングを簡略化し、搭載システムに「Itanium Inside」のラベルを付ける。
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