米Yahoo!が10月16日発表した第3四半期(7〜9月期)決算は、売上高は17億6800万ドルで前年同期を12%上回ったが、純利益は5%減の1億5100万ドル(1株当たり11セント)だった。
直営サイトにおける広告収入は前年同期比24%増の9億2200万ドル。一方、提携先サイトからの広告サービス収入は1%減の6億2200万ドルだった。
トラフィック獲得コスト(TAC)を除いた売上高は、同14%増の12億8300万ドルだった。
「ここ3カ月、当社の事業や市場について徹底的な見直しを行ってきた」とジェリー・ヤンCEO。今後の「数年の3大目標」として、消費者にとってネット上の出発点となること、広告主にとって必須のサービスとなること、開発者をひきつけるオープンで先進的なプラットフォームを提供することを挙げている。
関連記事
- 「Yahoo!は事業分割すれば株価が上昇する」とアナリストが指摘
アナリストの見方では、Yahoo!には劇的な構造改革が必要だ。(ロイター) - 米Yahoo!が検索刷新、Search Assist機能導入
検索キーワードに関連した言葉やコンセプトを提案するSearch Assist機能が追加され、マルチメディア検索も改善された。 - Yahoo!、Web広告会社BlueLithium買収
BlueLithiumはデータ分析や広告ターゲティング技術を手掛けている。 - Yahoo!、オープンソースグループウェアのZimbra買収
Yahoo!はZimbra買収により、Yahoo! Mailなどの機能を拡張する考えだ。 - Yahoo!、コンテンツアグリゲーターサイトを買収
BuzzTrackerのコンテンツアグリゲート機能をYahoo! Newsに取り入れる狙い。 - ジェリー・ヤン指揮のYahoo!、売上増も減益
ジェリー・ヤン氏がCEOに就任して初めての決算となるYahoo!の4〜6月期決算は、売上高は前年同期を8%上回ったものの、営業・マーケティングコストや開発コストの増加が響き、減益となった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.