米Googleが10月18日発表した第3四半期(7〜9月期)決算は、売上高は前年同期比57%増の42億3000万ドル、純利益は同46%増の10億7000万ドル(1株当たり3.38ドル)となった。
トラフィック獲得コスト(TAC)は12億2000万ドルで、広告収入に対する比率は29%と、前四半期の30%から低下した。
Google直営サイトからの収入は27億3000万ドルで、前年同期比68%増、AdSenseプログラムを通じたパートナーサイトからのネットワーク収入は14億5000万ドルで、同40%増だった。売上高のうち、米国外からの収入は20億3000万ドルで、全体の48%を占めている。
同社の積極的な新規採用の勢いは衰えておらず、第3四半期末時点の正社員数は世界で1万5916人に達し、前四半期末時点から2130人増加した。
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