東芝は10月28日、2008年3月期の連結営業利益(米国会計基準)が、当初予想から300億円増の2900億円になる見通しだと発表した。中間期にPC販売が好調だった。
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修正後の業績予想は、売上高は7兆8000億円(前回予想比3000億円増)、税引き前利益は3500億円(同1100億円増)、純利益は1800億円(同600億円増)。
9月中間期、PC事業で欧米を中心に販売台数が伸び、大幅な増収増益に。同事業の売上高は5133億円(前年同期比14%増)、営業損益は173億円の黒字(前年同期比は74億円の赤字)になった。デジタルプロダクツ部門は液晶テレビの価格下落をPCがカバーし、黒字化した。
下期に銀座東芝ビルの売却益などを計上する結果、税引き前利益と純利益が大幅増になる見通し。
同日発表した9月中間期の連結決算は、売上高が3兆6899億円(前年同期比17%増)、営業利益が825億円(27%増)、税引き前利益は768億円(8%減)、純利益は457億円(18%増)。
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