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プリンスのファンサイト攻撃にファンが反撃
アーティストのプリンスが自分の写真をファンサイトで使用することを禁じた件に対し、ファンサイトが「表現の自由」を侵害する行為だとして批判している。
アーティストのプリンスのファンサイト運営者が構成する「Prince Fans United」は11月5日、プリンスがこれらサイトにおける自らの写真などの使用を禁じた件について、抗議文を発表した。
抗議文によると、プリンスは複数の弁護士を立て、自分のファンサイトに対し、著作権侵害を理由に、写真、似顔絵、歌詞、アルバムジャケットなどの使用を一切やめるよう通告した。プリンスは、自分の似顔絵のタトゥーの写真、プリンスをイメージしたナンバープレートの写真に至るすべてを、サイトから削除するよう主張しているという。
プリンスからの通知を受けて、複数の大手ファンサイトの運営者が「Prince Fans United」を結成。現在サイトに掲載されている写真やイメージ、似顔絵は公正使用の範囲内であり、著作権侵害には該当しないと反論。30年来応援してきたファンの気持ちを踏みにじらず、サイトの運営を認めるよう訴えている。
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