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YouTubeで国連が「飢餓撲滅」ビデオコンテストを開催
国連の世界食糧計画が、YouTubeでショートビデオのコンテストを開催。飢餓問題への注目が高まることを期待している。
国際連合の世界食糧計画(WFP)は11月21日、飢餓撲滅を訴えるショートビデオのコンテスト「Hunger Bytes」の開催を発表した。YouTube上に設置した専用チャンネルで応募を呼び掛けるとともに、WFPが制作したビデオクリップも配信している。
コンテストは、18歳以上であれば誰でも応募できる。ビデオクリップはWMVまたはQuickTime形式で、長さは30秒か60秒。受付は2008年8月1日までで、応募作品の中からWFPが選んだ5作品がYouTubeで配信され、2008年の世界食糧デー(10月16日)までに最も視聴回数の多かった作品が優勝となる。ビデオへのリンクをブログやFacebook、MySpaceなどで共有し、視聴回数を増やすこともできる。優勝作品の制作者には、WFPの救援事業に同行し、撮影を行う機会が与えられる。
「飢餓に苦しむ人々に食糧を届ける作業に明け暮れていると、5秒に1人の子供が飢餓で死んでいく事実がほとんど知られていないことにがっかりすることがある」とWFP。コンテストにより、この問題への注目が高まることを期待している。
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