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ニコール・キッドマンと国連がネット署名を呼び掛け――女性への暴力撲滅運動
国連婦人開発基金が、女性への暴力撲滅を目指したWebサイトを開設。問題に関する情報提供のほか、ネットでの署名集めを行っている。
国連婦人開発基金(UNIFEM)は11月26日、女性に対する暴力の撲滅を目指すインターネットキャンペーン「Say NO to Violence against Women」を開始した。サイトには、女性に対する暴力の問題に関する情報のほか、UNIFEMの親善大使を務める女優ニコール・キッドマンのメッセージを掲載。人々の意識向上を狙うとともに、暴力撲滅へ向けたインターネットでの署名集めを行っている。
UNIFEMによると、世界中の女性の3人に1人が、ドメスティックバイオレンスや人身売買など、なんらかの暴力を受けているという。最初に署名をしたキッドマンは、「女性への暴力は、恐るべき人権の侵害だ」とコメント。多くの署名が集まれば、各国政府がこの問題をより重要視するのではとしている。
国連は、11月25日から「世界人権デー」である12月10日までの16日間を、ジェンダーに基づく暴力撲滅を目指す国際キャンペーン期間としている。今回のインターネットキャンペーンもその一環となる。
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