ナイジェリア人が所有する企業が11月27日、100ドルPCプロジェクトのOne Laptop Per Child Association(OLPC)および発起人兼会長であるニコラス・ネグロポンテ氏を、ナイジェリアの裁判所において特許侵害で提訴したことを明らかにした。訴えたのは、米国を拠点とするLagos Analysisと、子会社でナイジェリアを拠点とするLANCOR Management。
LANCORは、OLPCは同社が所有する多言語キーボード技術(ナイジェリアでのデザイン特許番号RD8489)を侵害し、キーボードのドライバソースコードの不法なリバースエンジニアリングを行い、XOに採用したと主張している。
同社はOLPCに対し、損害賠償と、XOの製造、販売、流通の停止を求めている。また米国内においても提訴する準備を進めているという。
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