ニュース
Intel決算、過去最高の売上高を記録
Intelの10〜12月期決算は、NANDメモリの売り上げは「予想以下」だったもののプロセッサの出荷が順調で、売上高は前年同期比11%増、純利益は51%増だった。
米Intelが1月15日発表した第4四半期(10〜12月期)決算は、売上高は前年同期比11%増の107億ドルで、過去最高を記録。純利益は51%増の23億ドル(1株当たり38セント)だった。
マイクロプロセッサおよびチップセットの出荷数は過去最高を記録したが、売上高は業績予想(105億〜111億ドル)の中間点を下回る結果となった。コンピューティング関連製品の売り上げは予想通りだったものの、NAND型フラッシュメモリの売り上げが、平均販売価格(ASP)下落の影響で予想を下回ったためという。粗利益率は58.1%で、出荷数の増加とコスト削減により、前年同期を8.5ポイント、7〜9月期を6.9ポイント上回った。
2007年通年では、売上高は383億ドルで前年比8%増、純利益は70億ドル(1株当たり1.18ドル)で38%増だった。
2008年第1四半期については、売上高を94億〜100億ドル、粗利益率は56%前後と予測している。
関連記事
- IntelとSTMicroの合弁Numonyx、設立予定時期を3月に延期
金融市場環境の変化により、新会社に対する銀行からの融資額が半減。STMicroが新会社への資産売却と引き換えに受け取る金額も減額となるという。 - Intel、オプティカルプラットフォーム事業の一部を売却
Intelが、オプティカルプラットフォーム部門の通信関連技術や知的財産を、8500万ドルでEMCOREに売却する。 - 2007年の世界半導体売り上げは3%増――Gartner
ベンダー別では、首位のIntelが12.2%のシェアを獲得。NANDフラッシュの好調に支えられた東芝が3位にランクアップした。 - Intel増収増益――マイクロプロセッサ出荷は過去最高
Intelの7〜9月期決算は、売上高は前年同期比15%増、純利益は同43%増。販売増やコスト減により、粗利益率も向上している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.