ニュース
Kodak、カメラ付携帯向け500万画素CMOSセンサー発表
Kodakが画素ピッチ1.4マイクロメートルで500万画素を実現するCMOSイメージセンサーを開発。カメラ付携帯電話の画質向上が期待できるという。
米Eastman Kodakは2月4日、500万画素のCMOSイメージセンサー「KODAK KAC-05020」を発表した。同社の新技術「KODAK TRUESENSE Color Filter Pattern」と「KODAK TRUESENSE CMOS Pixel」を組み合わせて開発した。Kodakによれば、画素ピッチ1.4マイクロメートルで500万画素のCMOSイメージセンサーは世界初という。
カメラ付携帯電話など、小型の画素を採用した製品の場合、光源が不足すると画質が落ちてしまう場合が多い。Kodakが開発して新センサーに採用しているKODAK TRUESENSE CMOS Pixelは、光に対する感度が通常のセンサーより2〜4倍高く、あまり明るくない場所での撮影、動きのある物体の撮影でも、ぶれがないきれいな画像を実現できるという。
2008年第2四半期からサンプル出荷開始の予定。
関連記事
- Samsung、携帯向け300万画素CMOSセンサー開発
4分の1インチのレンズ口径に対応した300万画素CMOSイメージセンサーを開発。カメラ付き超薄型携帯電話への搭載を狙う。 - モトローラとコダックが事業提携
MotorolaとEastman Kodakが10年間の事業提携に合意。開発からマーケティングまで広い分野で共同事業を行う。Motorolaの携帯にKodakのCMOSセンサが載る見込みだ。 - TSMCとKodak、高性能CMOSイメージセンサー開発で提携
台湾のTSMCとKodakが、CCDイメージセンサーの品質に近い次世代CMOSイメージセンサー開発で提携する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.