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米エネルギー省、クリーンエネルギー起業家支援プログラムを立ち上げ
米政府と国立研究所、Kleiner Perkinsほか3社のVCが協力し、クリーンエネルギー開発ベンチャーを支援する。
米エネルギー省は2月27日、クリーンエネルギー技術の開発および商用化推進を目的としたパイロットプログラム「Entrepreneur in Residence」(EIR)の新設を発表した。このプログラムに参加する民間のベンチャーキャピタル(VC)3社が選出されており、それぞれが国立研究所と協力し、クリーンエネルギーを開発する起業家を技術面、資金面で支援する。
米国立再生可能エネルギー研究所はKleiner Perkins Caufield & Byersと、米サンディア国立研究所はARCH Venture Partnersと、米オークリッジ国立研究所はFoundation Capitalとそれぞれ組むことが発表された。
各VCと研究所は、所定の期間内に支援する起業家を決定する。エネルギー省は各起業家に最高10万ドルを提供し、VCはそのほかに必要な資金提供を行う。また起業家は研究所のスタッフの協力を仰いだり、開発した技術の特許取得や市場展開の際、VCの援助を得ることができる。
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