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セリフをクリックして場面にジャンプ――blinkxのブロードバンドTV
オンラインTV「blinkx BBTV」は番組内のセリフを音声認識技術でテキストに変換して表示する。番組情報テキスト内の単語を指定すると関連情報をWebで検索することもできる。
動画コンテンツ検索の米blinkxは4月2日、フルスクリーンのブロードバンドTV配信サービス「blinkx BBTV」を発表した。
blinkx BBTVは、「P2P配信とシンプルなチャンネルインタフェースを組み合わせた新しいオンラインTV」。従来のWebビデオがインターネットを配信手段として利用するだけなのに対し、blinkx BBTVは「インターネットと完全に融合した」点が特徴だという。
同社独自のインデックス技術と音声認識技術により、視聴中のコンテンツの音声から自動的にテキストを作成、表示させることが可能で、ユーザーはテキスト内の単語や名前を検索し、指定することで、その場面にジャンプすることができる。また、番組情報テキストの一部をクリックすることで、その番組に関する情報をネットで検索したり、WikipediaやInternet Movie Database(IMDb)などで俳優や地名に関する情報を入手することもできる。
blinkx BBTVの利用には、無料ソフトのダウンロードが必要。同社サイトから入手できる。
同社は既に220社以上のコンテンツ配信パートナーを有しており、今後数カ月のうちにBBTVサービスのチャンネル数を増やし、コンテンツを拡充する予定。BBTVはblinkxの広告プラットフォームblinkx AdHocに対応している。
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