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Nokia、NECら大手通信企業、LTE/SAE特許ライセンス料の上限設定で合意
大手通信企業がLTEに関連する知的財産権の使用料について上限を設定することで合意した。
通信機器メーカー各社は4月14日、スーパー3Gと呼ばれる携帯電話用の高速データ通信規格に関連する知的財産権(IPR)のライセンス料金について、一定の枠組みを設けることで合意した。ライセンス料金を抑えることで普及を促進するのが目的という。
この枠組みは、3GPP Long Term EvolutionとService Architecture Evolution(LTE/SAE)の関連知財が対象。「基本的技術の特許については公正で合理的、非差別的な条件でライセンス供与する」という業界原則に沿うものだとしている。仏Alcatel-Lucent、スウェーデンのEricsson、NEC、米NextWave Wireless、フィンランドのNokia、フィンランドのNokia Siemens Networks、英Sony Ericssonの7社が参加している。
各社はLTE関連の知的財産権について、ライセンス料金を販売価格の10%未満に抑えることで合意した。LTE機能を搭載したノートPCについては、ライセンス料金を最高でも10ドル未満にするという。
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