米Yahoo!、オープン戦略に基づくサービスの強化を発表
Yahoo! Mail、My Yahoo!、Yahoo! Toolbarの各サービスにY!OS戦略の一環としてソーシャル機能などを追加した。
米Yahoo!は12月15日、同社のオープンプラットフォーム戦略「Y!OS」に基づくYahoo! Mail、My Yahoo!、Yahoo! Toolbarのアップデートを発表した。
Yahoo! Mailには新たに「Welcome Page」を追加する。このページには、ユーザーがYahoo!のサービスで「友だち」に設定している相手からのメールや、友だちのブログの更新情報、メールに関連するアプリケーションの情報などが表示される。
Yahoo!傘下のFlickrのほか、WordPressなどのサードパーティーがYahoo! Mailと連携するアプリを提供する。
新しい受信ボックスには、従来のすべてのメールを表示するモードのほかに、友だちからのメールだけを表示する「From Connections」モードが追加する。
新しいYahoo! Mailは2009年上期に公開の予定。
My Yahoo!では、サードパーティーがYahoo! Application Platformを使って製作したアプリケーションを追加できるようになった。ニュースフィードやゲームなどが用意されている。また同日、サードパーティーがMy Yahoo!向けアプリを製作するためのAPI「My Yahoo! Theme API」が公開された。
新しくなったYahoo! Toolbarは、スパイウェア対策ボタンが追加され、Yahoo! Mailなどの同社の各サービスやeBayなど他社のサイトへのリンクボタンを自分で追加できるようになった。新着メールや友だちの更新情報なども表示される。新しいYahoo! Toolbar(英語版)のスニークプレビュー版がサイトからダウンロードできる。
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