米Microsoftは3月10日(日本時間11日)に3件の月例セキュリティ情報を公開し、Windowsの深刻な脆弱性に対処する。深刻度は最大レベルの「緊急」が1件、上から2番目の「重要」が2件。5日の事前通知で明らかにした。
いずれもWindowsが対象で、再起動が必要。緊急レベルの1件は、脆弱性が悪用されるとリモートからコードを実行される恐れがある。重要レベルの2件は脆弱性を突かれるとスプーフィングに利用される可能性がある。
通常通り、悪意のあるソフトウェアの削除ツール更新版と、セキュリティ以外の更新も同時にリリースする予定だ。
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Microsoftは時としてユーザーにポリシーを強引に押しつけることもあるが、通常はそうではない。月例パッチも同社が企業に自由裁量を与えていることを示す例だ。月例方式をやめて、アップデートの適用を強制すれば、同社は顧客を失うのだろうか。
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