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ヤフーがGyaOを子会社化 Yahoo!動画と統合へ
ヤフーがUSENからGyaO株式を取得し、子会社化する。「Yahoo!動画」と統合し、国内最大級の「オフィシャル映像配信プラットフォーム」としてテレビ局などとビジネス拡大を図っていく狙い。
ヤフーは4月7日、USENの100%子会社で動画配信を展開するGyaOの株式を取得し、子会社化すると発表した。ヤフーの動画配信サービス「Yahoo!動画」と統合、国内最大級のオフィシャル映像配信プラットフォーム構築を図る(→詳細記事:Yahoo!動画とGyaO統合、「権利者を尊重する」No.1動画配信プラットフォームに)。
GyaO発行済み株式の51%を、USENから5億2900万円で取得する。
今後、両社サービスに加え、広告配信、課金システムなども統合。配信作品の全部が権利者の許可を得た「オフィシャルな映像」を配信し、広告や課金の仕組みも備えた映像配信ビジネスのプラットフォームとして、テレビ局や映画会社などのコンテンツプロバイダと共同でビジネス拡大を図っていく。
GyaO事業の2008年8月期の業績は、売上高53億9400万円に対し、営業損益は27億1700万円の赤字だった。
ヤフーはドワンゴと「ニコニコ動画」との連携で協業している。
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