フラッシュメモリメーカーのSpansionは4月7日、Samsung Electronicsと特許訴訟で和解したと発表した。
和解の一環として、SamsungはSpansionに7000万ドルを支払い、両社は互いの特許をクロスライセンスする。この訴訟はSpansionが2008年11月にフラッシュメモリ特許をめぐり起こしたもの。同社は米デラウェア州の連邦地裁と米国際貿易委員会(ITC)に、Samsungのフラッシュメモリを搭載するMP3プレーヤー、携帯電話、デジカメなどの製品を米国市場から排除するよう求めていた。Samsungはこれに反訴した。和解により、両社はそれぞれ訴訟を取り下げる。
Spansionは3月に破産保護を申請しているため、和解は破産裁判所の承認を受ける必要がある。同社はこの和解を、再建プロセスにおける大きな前進としている。
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