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Google決算、増収増益――前期比では3%の減収:ペイドクリックは17%増
シュミットCEOは「景気後退の中、クエリー数の力強い伸びに支えられ、堅実な決算を発表することができた」と語った。
米Googleが4月16日発表した第1四半期(1〜3月期)決算は、売上高が前年同期より6%増えて55億1000万ドル、純利益は8.4%増の14億2000万ドル(1株当たり4.49ドル)となった。前年同期の純利益は13億1000万ドル(1株当たり4.12ドル)だった。前期比では売上高は3%減、純利益は27%増だった。売上高が前期比で減少したのは同社では初めてのことだ。
特殊要因を除いた非GAAPベースの純利益は16億4000万ドル(1株当たり5.16ドル)。
Google直営サイトを通じた収入は37億ドルで売上高の67%を占め、AdSenseプログラムを通じたパートナー経由の収入は16億4000万ドルで全体の30%を占めた。
注目されたペイドクリック(広告クリック)数は前年同期比17%増、前期比3%増。トラフィック獲得経費(TAC)は14億4000万ドルで、広告収入に占める割合は27%となり、前期と変わらなかった。同四半期末時点の正社員数は世界で2万164人で、前四半期末時点から58人減少。
シュミットCEOは「景気後退の中、クエリー数の力強い伸びに支えられ、堅実な決算を発表することができた」と語った。
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