ニュース
かざして転送「TransferJet」、物理層と接続層の規格が完成
ICカード機器のようにかざして大容量ファイルを転送する近接無線転送技術「TransferJet」の物理層と接続層の規格が完成した。
ICカード機器のようにかざすことで大容量ファイルを転送する技術「TransferJet」の規格策定や普及を進める「TransferJet Consortium」は5月19日、物理層と接続層の規格が完成したと発表した。策定した技術仕様を利用できる「Adopter会員」の募集も始めた。
TransferJetは、ソニーが開発した最大560Mbpsの近接無線転送技術。デジタルカメラをテレビにかざしてテレビ画面に写真を表示させたり、携帯電話をオーディオ機器にかざして音楽ファイルを転送する――といった使い方が可能になる。
TransferJet Consortiumは、ソニー、パナソニック、キヤノン、カシオ計算機など大手エレクトロニクスメーカー19社で構成。同技術を使った製品・サービスの開発、普及、促進を目指している。今後、同技術を搭載した機器間の相互接続性に必要な規格などの策定を進めていく。
関連記事
- かざして転送「TransferJet」コンソーシアムが発足
かざすことで大容量ファイルを転送するソニーの技術「TransferJet」の規格策定や普及を目指すコンソーシアムが発足。松下や東芝など15社が参加する。 - 「かざして」大容量ファイルを転送 560Mbps「TransferJet」、ソニーが開発
ICカード機器のように、かざすことで大容量ファイルを転送する新技術「TransferJet」をソニーが開発。業界に広く採用を呼び掛ける。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.