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新iモードブラウザに問題 「P-07A」「N-06A」ソフト未更新ならiモード停止
新iモードブラウザのJavaScript関連機能に問題。ドコモは、更新ソフトを適用していない「P-07A」「N-06A」のiモードサービスを停止した。
NTTドコモは、5月22日に発売した携帯電話「N-06A」「P-07A」の販売済み端末のうち、更新ソフトを適用していない端末(2100台)のiモードサービスを、28日午後4時に停止した。「不適切なアクセスでお客様に迷惑をおかけるおそれがあるため」としている。
両機種は、JavaScriptに対応するなど機能拡張したiモードブラウザを搭載しているが、JavaScript関連機能に不具合が見付かり、JavaScriptを無効にする更新ソフトを配布した。
更新ソフトを適用していない場合、特定条件下で、「マイメニュー」登録が必要な公式サイトに登録不要でアクセスできるなど、不適切なアクセスが行われる可能性があるという。
28日午後3時までに、全販売数1万8900台のうち、1万6800台が更新を済ませた。残りの2100台は、同日午後4時にiモードサービスを停止。ユーザーは端末をドコモショップに持ち込み、更新ソフトを適用する必要がある。
同社はすでに、両機種の販売を中止。28日発売予定だった「N-08A」の発売も延期している。
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