MS新検索「Bing」、日本版はどうなる
MSの新検索Bingは、まずは北米から本格展開。日本でもβサービスが始まるが、当初はLive Serchと同じ機能で、“ガワ”が変わるだけだ。
米Microsoftは5月28日、新検索エンジン「Bing」(日本語表記は「ビング」、コードネームは「Kumo」)を発表した。北米で6月3日からサービスを開始。その後、世界各国で本格展開する。
日本では同日から、Bingのβ版を公開。当面は、現行の「Live Search」と同じ機能のみ提供する。Live SerachがBingの“ガワ”に着替えるといったイメージで、Bing独自の新機能は順次追加する。Live SearchはBingのURLにリダイレクト。日本で正式版に移行する時期は未定だ。
トップページは北米のBing同様、風景や生物などの画像を全面に表示し、検索窓にキーワードを入力して検索する。検索結果の画面デザインは、左帯にメニューを表示する2ペインのBing仕様に変わるが、検索結果の内容は現在のLive Searchと同じだ。
北米のBingに実装される、おすすめ検索結果の表示機能や、検索語句に関連するジャンルを左帯メニューに表示し、絞り込み検索を支援する機能、検索結果にマウスオーバーすると内容の一部を表示する機能などは、日本版では当初は利用できず、順次、実装する。
北米のBing最大の売りとなっている、パートナー企業と連携した機能も、日本版での実装は未定。北米のBingには、商品名で検索すると、複数のECサイトで価格比較をする機能や、航空券やホテルを比較する機能が搭載されているが、日本版では「パートナー企業とのかねあいもあり、価格比較機能などをどういったジャンルで搭載するかは未定」(マイクロソフトの浅川秀治業務執行役員)という。
一方、日本独自の機能を追加する計画だ。現在日本のLive Serchに実装されている、Q&Aサイトから検索する機能などは、順次Bingに追加する予定。日本の「サーチテクノロジーセンター」(STC)で、Bing向けの独自機能を開発していく。携帯電話対応も計画している。
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