米Gartnerは5月28日、2009年の世界半導体売上高予測をわずかに上方修正した。
同社の最新の予測では、2009年の売上高は前年比22.4%減の1980億ドル。第1四半期時の予測では前年比24.1%減の見通しとなっていた。
「第1四半期のPC出荷台数が予想を上回り、マイクロプロセッサの見通しが改善された。だが、その主な理由は需要の回復というよりも、在庫が過剰に減らされていたためと考えている」とGartnerの調査責任者ブライアン・ルイス氏は語る。
同社は第2四半期の半導体売上高を、前年同期比4.9%増と見込んでおり、それを受けて、最悪のシナリオを想定した第1四半期時の予測から見通しを引き上げた。
分野別で見ると、半導体市場最大のセグメントであるASSP(Application Specific Standard Product)の売上高は前年比24.2%減の519億ドルになる見通し。メモリは16.8%減の394億ドル、マイクロプロセッサは23.6%減の373億ドルの見込み。
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