Worldwide Developers Conference 2009(WWDC 2009)でAppleとMacが注目される中、セキュリティ企業の英Sophosは6月10日のブログで、Macを狙ったマルウェアの新しい亜種が相次いで見つかったと伝えた。
このうちの1つは、「新しいMacintoshワームのソースコード」と称してSophosに送られてきたという。同社で分析したところ、Macに感染するマルウェア「Tored」の亜種であることが分かった。
もう1つのマルウェアは、アダルトサイトに隠されていた。このケースでは、攻撃者が「ポルノ動画を閲覧するためにはActiveXコンポーネントをインストールしてほしい」というメッセージを閲覧者に発して、トロイの木馬をダウンロードさせる手口だった。
ダウンロードされるトロイの木馬は、やはりMacに感染するマルウェア「Jahlav」の亜種であることが判明。感染するとPerlスクリプトを実行し、HTTPを使って外部のサイトと通信して攻撃コードをダウンロードしてくるという。
Mac狙いのマルウェアは、Windowsを狙ったものに比べるとまだ圧倒的に少ないが、今後さらに増えることが予想されるとSophosは強調している。
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海賊版のApple iWork 09をインストールすると、トロイの木馬「iServices.A」が同時にインストールされてしまうという。
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