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Twitterでマルウェアがさらに猛威に、感染ユーザーのアカウントを停止
TwitterでKoobfaceの感染が広がったため、不正なつぶやきの投稿に使われている全アカウントが一時的に停止された。
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)経由で感染するマルウェアの「Koobface」が、今度はマイクロブログサービスのTwitterで猛威を振るっている。Twitterは感染したユーザーのアカウントを一時的に停止したことを明らかにした。
セキュリティ企業のSophosやTrend Microによれば、Koobfaceに感染したユーザーがTwitterにログインすると、そのユーザーのアカウントから偽のつぶやきが投稿される。
問題のつぶやきは、「My home video :)」「Watch my new private video! LOL :) 」「michaeljackson' testament on youtube」といった文面に続いてリンクを掲載。これをクリックしたユーザーに感染を広げてしまう。
Trend Microの9日付のブログによると、数時間のうちに数百人のTwitterユーザーがKoobfaceに感染したという。
Twitterの告知によれば、同社はこの事態を受けて、不正なつぶやきの投稿に使われている全アカウントを一時的に停止する措置を取った。ユーザーにはメールで通知し、KoobfaceをPCから削除する方法を紹介している。
Trend Microは、Twitterのつぶやきに掲載されているリンクはクリックしない方がいいと呼び掛けている。
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YouTubeビデオに見せかけたリンクをクリックすると、Flash Playerの更新版を装ってマルウェアがダウンロードされる。
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