ニュース
FirefoxがFlashをチェック、旧版には警告
ユーザーがFlash Playerの古いバージョンを使っている場合、Firefox更新版をインストールした後の告知ページに警告メッセージを表示する。
間もなくリリース予定のFirefoxブラウザ更新版に、プラグインのAdobe Flash Playerが最新のバージョンかどうかをチェックする機能が加わった。Mozillaがセキュリティブログで明らかにした。
新機能を提供するのはFirefox 3.5.3とFirefox 3.0.14。ユーザーがFlash Playerの古いバージョンを使っている場合、Firefox更新版をインストールした後の告知ページに「すぐにFlash Playerを更新してください」という警告メッセージを表示し、Adobeのダウンロードページへと誘導する。
Mozillaによれば、古いバージョンのプラグインを使っていると、クラッシュなど安定性の問題を引き起こすばかりでなく、セキュリティ上の重大なリスクを抱え込むことになる。
特にFlash Playerは人気の高さに加え、80%ものユーザーが古いバージョンを使っているとの統計もあることから、まず対応することにしたという。今後はほかのプラグインベンダーとも協力して、同じようなバージョンチェック機能を提供する予定だとしている。
関連記事
- Firefoxを狙う偽Flash Player、実態はトロイの木馬
Flashだと思ってインストールすると、ユーザーがGoogleで検索した内容を記録して外部のサーバに送信してしまう。 - 「Snow Leopard」で古いFlashに後戻り、Sophosが報告
たとえユーザーが自分でFlashを最新バージョンに更新していたとしても、Snow Leopardを導入すると古いバージョンに戻ってしまうという。 - AdobeがFlash Player更新版をリリース、複数の脆弱性を解決
Flash Player最新版では不正なPDFなどを使って悪用されていた脆弱性や、MicrosoftのATLに起因する脆弱性を解決した。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.