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Nokia Siemens、LTE使った商用基地局での通話に成功
Nokia Siemensは、商用LTE基地局での通話成功で、「当社の製品が世界的な導入が可能な段階にあることが証明された」としている。
通信機器メーカーNokia Siemens Networksは9月17日、商用LTE(Long Term Evolution)基地局を使った初の通話に成功したと発表した。
LTEは携帯電話の次世代通信方式とされる規格で、最大100Mbpsの転送速度が実現可能という。通信各社は同規格の商用展開に向けた取り組みを進めている。
Nokia Siemensは今回の試験通話を、ドイツにある研究開発施設で行われった。LTE 3GPPリリース8仕様に準拠した同社の基地局「Flexi Multiradio Base Station」を使用した。
Nokia Siemensは、今回の成功で、「当社の製品が世界的な導入が可能な段階にあることが証明された」としている。同社は、LTEサービスは2009年末ごろから導入が始まり、2010年初めに大規模な商用ネットワークが立ち上げられると見込んでいる。同社は既に、80社を超えるキャリアにLTE対応の基地局を出荷している。
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