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ソフトバンク、LTEの無線免許を取得――茨城県水戸市で実証実験を開始
ソフトバンクモバイルが、LTEシステムの無線免許を総務省から取得。2月17日から茨城県水戸市内でフィールド実証実験を開始する。
ソフトバンクモバイルは2月17日、LTE(Long Term Evolution)システムの無線免許を2月16日に総務省から取得したと発表した。これにともない、2月17日から12月31日まで、茨城県水戸市内でフィールド実証実験を実施する。
実証実験では、商用装置に近いシステム構成を利用し、屋外での電波伝搬や干渉特性、スループット特性、モビリティ性能、空間多重機能(MIMO)などを評価する。
LTEは、データ通信速度の高速化、接続遅延の短縮や周波数利用効率の向上などを目的とする第3.9世代の広帯域無線通信技術の1つで、3GPPで標準化が進められている。2008年2月に同社が実施した屋内実験では、下り最大約150Mbpsでの通信に成功した。
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