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太陽電池のコスト低減目指し官民でコンソーシアム
太陽電池モジュールのコスト低減を目指し、信頼性が高く長寿命なモジュール開発に取り組むコンソーシアムが、産総研と民間31社共同で発足した。
信頼性が高く長寿命な太陽電池モジュール開発に取り組む官民共同のコンソーシアム「高信頼性太陽電池モジュール開発・評価コンソーシアム」がこのほど発足した。産業技術総合研究所(産総研)と、日立化成工業、東レ、大日本印刷など31社が参画。太陽電池モジュールのコスト低減を目指し、共同研究を進める。
結晶シリコン系/薄膜シリコン系/化合物薄膜系太陽電池を中心に研究。モジュールの試作や研究開発を進めるほか、若手の人材育成も行う。
産総研つくばセンター(茨城県つくば市)の試作・評価設備などを活用。新規モジュール部材や、モジュール構造の有用性を検証し、研究成果のデータベースを構築する。期間は2011年3月31日まで。
新開発の部材を使ったモジュールの性能を評価するための体制整備が重要という、化学メーカーや部材メーカーからの声に応え、コンソーシアムを発足した。
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