太陽光発電協会は8月20日、2009年度第1四半期の太陽電池セルモジュールの国内出荷量が前年同期比82.5%増の8万3260キロワット相当に増加したと発表した。国や地方自治体が住宅向け太陽電池への補助金制度を相次いで新設・拡充したために費用負担が減ったことが、住宅への設置拡大を後押ししたとみられる。
同協会の調査によると、2009年度第1四半期の太陽電池セルモジュールの総出荷量は前年同期比9.9%増の28万4632キロワット相当。輸出は景気の落ち込みにより5.6%減の20万1372キロワット相当にとどまったが、国内向け出荷の大幅な伸びが減少分を穴埋めした。
用途別国内出荷量の内訳は、住宅用が77.3%増の7万6972キロワット相当(構成比92.4%)、公的施設用、産業・事業用、その他が166.3%増の5062キロワット相当(構成比6.1%)、民生・電力応用商品は324.2%増の1226キロワット相当(出荷構成比1.5%)で、住宅用が9割以上を占めた。
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