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NEC、PCの省エネ促進サービス ユーザーの行動パターンから自動節電
NECは、オフィスで使うPCの省エネ化を促進するサービス「エネパルPC」を発売した。ユーザーの行動パターンを学習し、自動で節電モードを設定する。
NECとNECフィールディングは11月2日、オフィスで使うPCの省エネ化を促進するSaaS型サービス「エネパルPC」を発売した。PC管理者が、部や課の単位でPCの消費電力やCO2排出量を把握できるほか、各ユーザーの行動パターンを学習した自動節電設定も可能だ。
管理者は、専用ソフトを使ってCO2削減目標を設定。進捗を集計し、結果をグラフや表に表示する。
消費電力やCO2排出量、電気料金は、各ユーザーのPCにも表示。削減目標に対する進ちょくを表示したり、消費電力を自動でコントロールする。目標が達成できそうにない場合は、注意を促すメッセージを発信する。
ユーザーの行動パターンを学習した自動省エネ機能も。CPUやメモリの使用率、キーボードやマウスの入力状況などをデータベース化。将来の利用状況を予測し、ユーザーの特性に合わせた節電モードを自動的に設定する。
同サービスは2007年と昨年に実証実験を行い、導入前よりCO2排出量を15〜22%削減できたという。
価格は、1000台利用時で96万円(税別)で、出荷は12月1日から。3年間で200万台への提供が目標。
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