トヨタら、LTE通信機能を搭載したコンセプトカー発表
トヨタやAlcatel-Lucentが、車内からLTE経由でネット接続できるコンセプトカー「LTE Connected Car」を発表した。
トヨタ自動車やAlcatel-Lucentなどが参加するng Connect Programは11月4日、次世代通信規格LTE(Long Term Evolution)を搭載したコンセプトカー「LTE Connected Car」を発表した。
LTE Connected CarはトヨタのPriusをベースに、ダッシュボードや後部座席にLTE端末を組み込んだもの。端末はタッチスクリーンで操作でき、ナビゲーション機能に加えて、インターネットにアクセスしてコンテンツを楽しめる機能を備えている。
この端末では、映画や録画しておいたテレビ番組、動画サイトを視聴したり、マルチプレイヤーゲーム、ネット上のオーディオライブラリなどを利用できる。通話やメールの送受信、SNSへのアクセスも可能だ。Wi-Fiホットスポット機能もあるため、車内にWi-Fi対応機器を持ち込んでネットにつなぐことができる。
また交通・気象情報のリアルタイム配信、車のコンディションのモニタリング、メンテナンススケジューリング、盗難防止など安全対策関連の機能も組み込まれている。自分の車の状態や位置などの情報を、ほかのドライバーと共有することもできる。車内からLTEネットワーク経由で自宅のセキュリティシステムを操作することも可能だ。
LTE Connected Carの開発にはAlcatel-Lucent、Atlantic Records、QNX Software Systems、トヨタ、chumby、Kabillionが参加している。
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