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Photoshop Elementsに権限昇格の脆弱性、Adobeが回避策を公開
Photoshop Elementsに中程度の脆弱性が存在する。脆弱性情報はAdobe以外の筋から公開されているという。
米Adobe Systemsは11月10日、廉価版の画像編集ソフト「Photoshop Elements」に権限昇格の脆弱性が見つかったとして、セキュリティ情報を公開し回避策の適用を呼び掛けた。
Adobeのアドバイザリーによると、脆弱性が存在するのはPhotoshop Elementsのバージョン8.0と7.0。問題を悪用された場合、ローカルの正規ユーザーが権限を昇格し、任意のコマンドを実行できてしまう恐れがある。ただしリモートから悪用することはできないとされ、危険度は中程度と評価している。
この脆弱性に関する情報はAdobe以外の筋から公開されているが、現時点で悪用コードが出回っているという報告はないという。Adobeではユーザーに対し、アドバイザリーで解説した方法に従って回避策を取ってほしいと促している。
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