米Microsoftは12月15日、中国で提供していたミニブログサービスにコードの盗用が指摘されていた件で、調査の結果を報告した。開発を委託した業者が他社サービスを盗用していたとしている。
Microsoftによると、ミニブログサービス「MSN Juku」の開発を請け負った中国の業者が、コードの一部をPlurkという台湾のサービスからコピーしたことを認めたという。Microsoftは外部の企業に開発を委託する際、契約書に他者の知的財産の侵害を禁じる条項を盛り込んでおり、この業者の行為は契約に違反すると述べている。
同社はJukuβ版へのアクセスを無期限に停止するとしている。このサービスはMicrosoftが中国で経営している合弁事業MSN Chinaが提供していた。
同社は「非常に失望しているが、この件の責任はわれわれにある。Plurkにおわびする」と述べている。Plurkに連絡を取って事情を説明するとともに、外部の業者が開発したアプリケーションの扱い方を見直すとしている。
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Microsoftが中国で提供していたミニブログサービスを一時停止した。コードの約80%を盗用していると指摘されたためだ。
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