日立、メタボ指導システムをASP提供 「はらすまダイエット」
日立は、メタボ改善指導の支援サービスを企業向けにASP提供する。「がんばらない、でも、あきらめないダイエットを実現する」プログラムという。
日立製作所は、メタボリックシンドローム改善指導を支援する企業向けASPサービス「はらすまダイエット/保健指導」の提供を12月17日からスタートする。メタボリックシンドロームと判定された社員が、毎日の食生活や運動をPCや携帯電話で記録。医師や保健師など指導者がネット経由で記録を見て食事や運動メニューをアドバイスする。
メタボと判定された参加者は、食事制限や運動などダイエットメニューの実施状況と体重の増減を専用サイトで毎日記録。メニューは「カツ丼を8分の1杯食べる」「サッカーを10分間プレイする」など100キロカロリーの摂取/消費ごとに具体的に設定でき、記録したデータはグラフなどで確認できる。
10日ごとにメールでアドバイスの受けながら90日間で体重の5%を減らすのが目標。具体的な目標と定期的なアドバイス、ゆるやかに体重を減らす独自の減量プログラム「はらすまダイエット」を導入したシステムで、「がんばらない、でも、あきらめないダイエットを実現する」(同社の斎藤浩本部長)という。
指導者は、参加者が入力した減量メニューの実施状況や体重の増減をPCで確認。各参加者の状況に合わせてアドバイスメールを自動生成・送信することもできる。
費用は参加者数などによって異なり、100人程度なら1人当たり月額1500円。
同社の社員1400人に同サービスを使って指導を行ったところ、参加者の51.3%が減量に成功したという。まずは企業向けに提供。自治体への提供も視野に入れる。メタボ指導に加え、健康管理への応用も検討。2013年までに100団体への販売を目指す。
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