GoogleのNexus Oneに、「ブレードランナー」原作者の遺族が怒り:せかにゅ
Nexus Oneという名前は「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」に登場する「Nexus Six」から許可なく取ったものだとして、作者の遺族が知的財産権の侵害だと主張している。
「Nexus Oneの名称は知的財産侵害」の主張
Googleが発表した携帯電話「Nexus One」に対し、SF小説「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」(映画「ブレードランナー」の原作)の知的財産を侵害していると、作者フィリップ・K・ディックの遺族が主張している。ディックの娘のアイサさんは、GoogleはNexus Oneという名称を、同作品に登場するアンドロイドの型名「Nexus Six」から取ったが、彼女の家族や弁護士に許可を求めなかったとしている。彼女は「知的財産権の明確な侵害だと感じている」とし、弁護士がこの件で動いていると話している。
Nexus Name Irks Author's Estate(Wall Street Journal)
Nexus Oneのサポートはどうなる?
Googleの自社ブランド携帯Nexus OneはGoogleからの直販という新しいモデルで販売されるため、カスタマーサポートもこれまでとは異なったものとなる。この点がユーザーにとっては厄介なことになるかもしれない。従来の販売方式ではキャリアがサポート窓口となるが、Nexus Oneの場合、問い合わせ先はGoogle、HTC、T-Mobileの3社になる。Googleは端末の注文や支払い、返品、アプリなどに関する問題を担当し、オンライントラブルシューティングガイド、ユーザーの互助フォーラムを用意している。電子メールによる問い合わせも受け付けるが、返事が返ってくる保証はないという。HTCはデバイス(ソフト・ハード)、T-Mobileは通信サービスに関する問い合わせを担当する。この方式だと、問題の原因がサービスなのかデバイスなのか分からないような場合は苦労するかもしれない。
Google Nexus One Fine Print: Customer Service Won't Be What You're Used To(Silicon Alley Insider)
SNSをやめたい人のための「Web2.0自殺マシン」
オランダのSuicidemachine.orgというサイトが、SNSをやめたい人のための「Web 2.0 Suicide Machine」というサービスを提供し、話題になっている。このサービスにFacebookやTwitter、MySpaceなどのユーザー名とパスワードを入力すると、パスワードが変更されてログインできなくなり、SNSの友人が消去される。Web 2.0 Suicide Machineの開発者によると、既に500人以上がこのサービスを使ってFacebookをやめているという。このサービスはSNS各社が提供するAPIを利用しているが、現在Facebookから締め出されている。
Web 2.0 Suicide Machine brings sweet, final relief from social networks(Venture Beat)
関連記事
- Googleケータイ「Nexus One」は携帯電話業界を変えるか
- Google、自社ブランド携帯「Nexus One」発表 SIMロックフリー版も
- 名前の由来はブレードランナー? Google「Nexus One」の10のポイント
Google携帯「Nexus One」の話題がWebを席巻し、1400本を超えるニュースが生まれている。そうしたたくさんの記事を読んで、重要ポイントや面白いうわさをまとめてみた。 - Google、Android 2.1搭載の“スーパーフォン”「Nexus One」を発表
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.