米Oracleは1月27日、米Sun Microsystemsの買収が完了したと発表した。世界での組織再編は各国の法律に従って進めるとしている。
Oracleは2009年4月20日にSunを総額74億ドルの現金で買収すると発表した。当初2009年夏に取引を完了させる予定だったが、各国の独禁法当局の審査により遅れていた。
米司法省は2009年8月20日に買収を承認し、欧州委員会は2010年1月21日にようやく承認した。ロシアと中国の当局がまだ審査中だが、米Wall Street Journalによると、両国も間もなく欧州に追随するとみられている。
OracleとSunは同日、Sun製品に関するロードマップ発表会を開催する。
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