Microsoft決算、Windows 7好調で過去最高
Microsoftは10〜12月期にWindows 7を過去最高の6000万本販売し、売上高14%増、純利益60%増の過去最高の業績を発表した。
米Microsoftが1月28日発表した第2四半期(10〜12月期)決算は、売上高は前年同期比14%増の190億200万ドル、営業利益は同43%増の85億1000万ドル、純利益は同60%増の66億6000万ドル(1株当たり74セント)で過去最高だった。2009年10月に発売したWindows 7の販売が好調で、Thomson Reutersがまとめたアナリスト予測(純利益が1株当たり59セント)を大きく上回った。Windows 7のアップグレードキャンペーンに関連する17億1000万ドルの売り上げ繰り延べ分を差し引くと、売上高は173億1000万ドル、1株当たり利益は60セントになるとしている。
同四半期中にMicrosoftはWindows 7を6000万本以上販売し、これはWindows史上最速の売り上げだという。
部門別に見ると、WindowsおよびWindows Live部門の売り上げは前年同期比で70%増の69億400万ドルと大きく伸びた。OfficeやDynamics製品などを手掛けるビジネス部門はOffice 2007の売り上げ減などの影響で3%減の47億4500万ドルだった。次期オフィススイート「Office 2010」の発売は2010年前半の予定だ。Windows Serverや開発ツールを担当するサーバ&ツール部門は2%増の38億4400万ドル、BingやMSNなどのオンラインサービス部門は5%減の5億8100万ドル。Xbox、Zune、Windows Mobileなどを扱うエンターテインメント&デバイス部門は11%減の29億200万ドルだった。
同社は引き続きコスト削減に努め、通年の営業経費を262億ドルから265億ドルに抑えるとしている。発表文では業績見通しを明らかにしなかった。
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