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企業のIT基盤自己診断ツール、MSが公開 Windows 7への移行促す
自社のIT基盤をWebで診断できる無料ツールをマイクロソフトが公開。大企業向けコンサルティングサービスをWeb化したもので、中堅中小企業のWindows 7移行を促すのが狙い。
マイクロソフトは4月5日、企業が自社のIT基盤について自己診断できる無料ツールをWebサイトで公開した。同社が大企業向けに提供しているコンサルティングサービスに中堅中小企業向け内容を追加したもので、最新のITによる経営基盤強化の余地を診断し、Windows 7への移行を促すのが狙い。
公開した「IT基盤無料診断ツール」」は、PCの利用台数や使用OSの割合、優先度の高いビジネステーマといった質問にWeb上で答えると、必要なIT能力と課題抽出、Windows製品を活用した解決策を提示する。「稟議書提出時の参考に」とコスト効果も具体的に計算して示す。公開は6月30日まで。
同社によると、昨年発売したWindows 7の滑り出しは順調。Windows XP SP2の延長サポートが7月に終了することもあり、企業のWindows 7導入を加速させたい考え。大企業向けに提供しているコンサルティングサービスをWebを通じて提供し、中堅中小企業のWindows 7移行を促す。
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