セキュリティ企業のTrend Microはこのほど、Yahoo! Instant MessengerやMSNなどのインスタントメッセージング(IM)アプリケーションで、短縮URLを悪用するスパムが出回っているのを発見したと伝えた。
短縮URLは、長いURLを短縮して表示するサービスで、TwitterやSNSで頻繁に利用されている。Trend Microによると、今回見つかったIMスパムの短縮URLは、クリックするとワームをダウンロードさせる仕掛けになっていた。
このワームは人気のアプリケーションやゲームソフト、映画などのデータを装い、リムーバブルメディアやP2Pネットワーク経由で増殖して、サービス妨害(DoS)攻撃を仕掛ける機能を持つという。
攻撃者にとって短縮URLは、ユーザーをだまして怪しいリンクをクリックさせやすくする手段とみられる。実際のリンクにたどり着くのに時間がかかるため、ウイルス対策ソフトでは不正なURLが検出しにくい。Trend Microはユーザーへこうした手口の注意を促している。
関連記事
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.