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世界初、4Kカラーの3D映像を60fpsで撮影できる小型一体型カメラ
4Kのカラー3D映像を60fpsで撮影できる世界初の小型一体型カメラをNHKエンジニアリングサービスらが開発した。
NHKエンジニアリングサービスは5月24日、画像処理技術の研究などを行うビュープラスと共同で、4096×2048ピクセル(4K2K)の映像を撮影できる小型一体型3Dカメラ「Lumiere3D」を開発し、6月から受注を始めると発表した。
プログレッシブ・60フレーム/秒で撮影できる。1.4Gバイト/秒超の映像をリアルタイムに出力し、PCのHDDに記録したり、4K対応3DディスプレイにPCを介してリアルタイムに映像を映すことが可能という。プログレッシブ・60fpsで4Kカラー3D映像をリアルタイムで記録・再生できる小型一体型カメラは世界初。「超高精細映像で従来にない臨場感あふれる3D映像を表現できる」としている。
有効890万画素CMOSセンサーを2個搭載。サイズは231(幅)×179(奥行き)×108ミリ。映像は圧縮せず12ビットのRAWデータで記録し、約300GバイトのHDDに12分間録画できるという。
スポーツ中継、医療、教育、テレビ会議システムや双方向での3D映像の通信、CG画像との合成などへの利用が想定される。デジタルサイネージやショールーム、デジタルシネマ用4K2Kプロジェクター向けの3Dコンテンツ作成にも使える。
カメラに録画機能システムを組み合わせた標準システムの価格は1600万円から。年間10システムの販売を見込んでいる。
同カメラは、27〜30日に開催されるNHK放送技術研究所の一般公開で展示する予定。
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