USENは6月18日、人材サービスを展開する100%子会社インテリジェンスの全株式を325億円で投資ファンドに売却すると発表した。有線放送事業への集中の一環で、有利子負債の大幅な圧縮による財務改善が見込めるとしている。
米大手プライベートエクイティファンドのKohlberg Kravis Robert(KKR)系ファンド傘下の企業に、7月下旬に全株式を譲渡する。USENが保有するインテリジェンス株式はゼロになり、連結子会社から外れる。
インテリジェンスはUSENの宇野康秀社長が創業し、2000年4月に店頭公開(現JASDAQ)。2006年には学生援護会を吸収合併し、2008年にUSENが完全子会社化していた。
USENは事業の選択と集中を進めており、ISP事業や光接続事業、カラオケ事業を売却している。
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