白衣萌え! ぶきっちょ女子部、「分解博士」と一緒にソニー製品の分解にチャレンジ:ITmedia女子部、初めての共同作業
不器用なITmedia女子部がソニー製電化製品の“分解”に挑戦。部員2人の連携プレーがさえ渡るぜ!
こんにちは。「ITmedia女子部」ことITmedia記者の宮本と小笠原です。ある朝、小笠原が深刻な顔をしていました。
小笠原: 給湯室でITmedia女子部がうわさされているのを聞いてしまいました。
宮本: もしかして「2人とも美人だよねー」とか言われてた? 照れるなあ。
小笠原: ち、違います。「あの2人は実は仲が悪くて、足の引っ張り合いをしているらしい」って……。
宮本: ええー! 確かに対決したりしているけど、それは誤解だよね。
小笠原: ひどいですよね。こうなったらITmedia女子部の連携力を見せつけてやりましょう!
そうしてやってきたのは、体験型科学館「ソニー・エクスプローラサイエンス」の「分解ワークショップ」。ハンディカムやVAIOなど、市販のソニー製品を自分の手で分解しながら、その仕組みを学習するという企画です。
ソニーのエンジニアも“分解博士”として参加し、工具の使い方などをレクチャーしてくれます。参加できるのは小学3〜6年生の参加者とその保護者ですが、今回、ITmedia女子部も特別に挑戦させてもらいました。2人とも不器用ですが、力を合わせて“破壊”……ではなく“分解”します。
初めての共同作業です
ITmedia女子部が今回分解するのは、業務用MDレコーダーです。家庭用DVDレコーダーのような薄型ボディですが、業務用らしく真っ黒で機能的なデザイン。外装にいくつも傷が付いており、かなり使い込まれた様子でしたが、電源をオンにしてみると、操作パネルの液晶画面は光り、ちゃんと動いていました。ワークショップで分解するさまざまな電気製品はすべてきちんと動くそう。もったいない気もしますが、早速取り掛かります。
まずは天板を外すところから。力をこめてドライバーを回しますが、ネジがびくともしません。「あれ、おかしいな」――早速、行き詰まってしまいました。さらに力を加えると、ネジ穴がつぶれてきました。しょっぱなからこれはヤバい!
焦っていたら、白衣を着た分解博士(♂)が声をかけてくれました。「ネジ回しの基本は“押して回す”ですよ」と、やさしく手本を見せてくれます。一気に回そうとせず、手首のスナップを利かせて、ドライバーを小刻みにきゅっきゅっと回すのがコツだそうです。
基本を学んだITmedia女子部。「博士かっこいいなあ」「白衣萌えるなぁ」などと余計なことを考えながら作業を続けていたら、「そこに手を置いたら危ない!」と注意されてしまいました。集中しなきゃ……反省……。
こうして悪戦苦闘しながらも、天板を外すことに成功し、中の基板や配線が見える状態になりました。ここからさらに部品をバラバラにしていきます。「このネジ回すからここ押さえてて」「オッケイ!」「ここの留め具を外すね」「じゃ、手前の配線は任せて」――2人の連携プレイも板に付き、工具の扱いもうまくなってきました。
周りでは、参加者の子どもだちが目を輝かせて分解を進めています。ハードディスクドライブのふたを開け、虫眼鏡でのぞきこんだり、ノートPCの液晶パネルをばらして並べてみたり――と楽しそうです。初めは工具の使い方に戸惑っている子どももいましたが、1時間もたつと上手に使いこなせるようになっていました。
開始から3時間。机の上に敷いた約70センチ四方のマットの上は、部品でいっぱいになりました。ITmedia女子部が外したネジは108本。分解前は200本くらいかと予想していたので大外れ。意外と少なかったのです。配線の束や基板も並んでいます。分解前の姿をとどめているのは前面にあった操作パネルくらい。「そういえば元の状態はどんなだったっけ?」――パーツを眺めながら、思い返してみるのも楽しいです。
最後に、感想などを記入した“分解カルテ”を提出します。
小笠原: 「白衣を着た分解博士がステキ」っと。よしカルテ完成!
宮本: おいおいっ
分解ワークショップは不定期に開催しており、次回は、10〜11月ごろ。予定はWebサイトで告知されるので、こまめにチェックして参加しよう!
ソニー・エクスプローラサイエンス
住所:〒135-8718 東京都港区台場1-7-1 メディアージュ5F
電話:03-5531-2186
公式URL:http://www.sonyexplorascience.jp/
営業時間:午前11時〜午後7時(最終入場 午後6時30分)
入場料金:一般 大人(16歳〜)500円、小人(3〜15歳)300円
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女性記者2人で結成した「ITmedia女子部」。IT記者としての知識とセンスを学ぶために向かったソニー・エクスプローラサイエンスは、大人も子どもも楽しみながら科学を学べる「説明不要」の空間だった。
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提供:ソニー・エクスプローラサイエンス
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