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iPhone 4の感度問題、Bumperで解決 Consumer Reportsが確認
消費者情報誌Consumer Reportsは、iPhone 4のアンテナ感度問題は別売りのケースで解決できるが、Appleは無料の解決策を用意するべきとしている。
米国の有力な消費者情報誌Consumer Reportsは7月14日、iPhone 4のアンテナ感度問題は、ケースをつけることで回避できるとのテスト結果を発表した。
同誌は先に、iPhone 4の側面下部を持つとアンテナ感度が下がることをテストで確認したと発表している。さらにAppleがiPhone 4向けに29ドルで販売している純正ケース「Bumper」を装着して、同じテストをしたところ、側面下部を持った場合、電波感度はごくわずかに低下しただけだったとしている。同誌はサードパーティー製のiPhoneケースはテストしていないが、そうしたケースの中にもこの問題を解決するものはあるだろうとしている。
同誌はこのアンテナ問題を理由に、iPhone 4の購入は推奨はできないとしている。Bumperによって、あるいは側面下部にテープをはったり、持ち方に気をつけることでこの問題は解決できるが、ユーザーに負担や費用がかかってしまうと同誌は主張。Appleに無料の解決策を提供するよう呼びかけている。
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