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寝転べば呼吸や心拍数を計測 マット型センサー、医療用途に:ワイヤレスジャパン2010
寝転ぶだけで、呼吸や心拍数をリアルタイムに計測できるマット型センサーがワイヤレスジャパンで展示されている。救急車などでの利用を提案している。
寝転ぶだけで、呼吸や心拍数をリアルタイムに計測できるというマット型センサーが「ワイヤレスジャパン2010」(7月16日まで、東京ビッグサイト)で展示されている。3年後の実用化を目指しており、病院や介護施設、救急車での利用を提案している。
生体センサーを開発・製造するbio sync(東京都新宿区)の製品。80(幅)×50(奥行き)×1(厚み)センチほどのマットで、中に空気が入っている。上に寝るとセンサーが空気の振動を感知。周波数の違いなどから、呼吸数や脈拍数をそれぞれリアルタイムに計測するという。
会場では、救急車内のベッドに見立ててデモを行っていた。救急車の脇には、計測したデータを波形グラフで表示するモニターも。マットに人が寝た瞬間、水平だった線が大きく上下に振れた。マットの上で人が激しく動くと、警告も表示された。
マット型センサーを使えば、一刻を争う救急車内で装置を着け外しする手間なく、呼吸数や脈拍数を計ることができ、便利そうだ。病院で、複数のマットから得たデータを一元管理し、病室の見回りを効率化するといった活用法も提案している。
現在実証実験を進めている。価格は5万円程度になる見込みだ。
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