Twitterのつぶやきがスマイレージの手元から飛び出す ARと“最先端”アイドルがジョイント
あなたのTwitterのつぶやきが、アイドルの手元から1文字ずつ飛び出す――AR技術を使った企画が、女性アイドルグループ「スマイレージ」のサイトで始まった。
Twitterのつぶやきが、アイドルの手元から1文字ずつ飛び出す──AR(拡張現実)技術を使ったこんな企画が8月12日、女性アイドルグループ「スマイレージ」のWebサイトで始まった。ARサービスを展開するクリエイティブ集団「AR三兄弟」との共同企画だ。
Twitterでハッシュタグ「#smileage_ar」を付けてつぶやくと、公式サイト内の動画の中でメンバーが手に持っているARマーカーに、ユーザーのTwitterアイコンを合成。アイコンからつぶやきが1文字ずつ飛び出していく。9種類の動画を連続再生しており、1つのARマーカーに1件のつぶやきを表示する。
AR三兄弟とコラボレーションしたAR企画の第3弾。今年5月にメジャーデビューしたばかりのスマイレージの認知を広げるため、「インパクトのある企画を」とARを採用。第1弾、第2弾は、WebカメラでARマーカーを映すとカメラ映像にメンバーが歌う様子を合成するというもので、ユーザーからの反応は上々。「思い切ったことをやった」と評価する声が多かったという。
「一方的に映像を見せるだけでは飽きられてしまう」と、第3弾ではTwitterを使ってファンが参加できるようにした。メンバーの動きにどんなつぶやきを合わせると面白いかを考えるなど、ファンの楽しみも広がる。「大喜利のように使ってもらいたい」と、スマイレージが所属するアップフロントエージェンシーの担当者は話す。今回はカメラも使わず、より広くファンに楽しんでもらえるようにしている。
スマイレージは、つんく♂さんがプロデュースする「ハロー!プロジェクト」から誕生した16〜13歳の4人組グループ。4人ともiPhone 3GSとTwitterアカウントを持ち、Ustreamで週1回の生放送番組を配信するなど、ソーシャルメディアを活用してファンとの交流を深めている。
全員が学生ということもあり、アイドル活動に割ける時間は限られているが、新しい技術や仕組みを駆使することで、イベントへの参加が難しい地方のファンとも交流できる。目指すのは、新しい形のファンサービスに積極的に取り組む“時代の最先端アイドル”。ARを使った取り組みは今後も続けていく。
関連記事
- 実物大マジンガーZ、秋葉原に出現!?
東京・秋葉原に実物大のマジンガーZが出現した。全高18メートル。空にそびえる“黒鉄(くろがね)の城”の正体は? - 汐留に「綾波ちょう」が飛来――「iButterfly」
モバイル表現研究所が提供するiPhoneアプリ「iButterfly」の拡張現実空間に、「EVAちょう」が登場。汐留博覧会2010会場には「綾波ちょう」が飛ぶ。 - 現実空間に魔物?――セカイカメラが向う“ARゲーム”の世界
「北海道が魔王軍に襲われている。助けに行こうぜ!」「岐阜にある封印を解いてくれ」――アンビションが開発した“拡張現実RPG”「セカイユウシャ」が近くセカイカメラに搭載される。7月30日に発表会が開催され、ゲームの内容が紹介された。 - 出演者が消えたり納豆から菌が見える――ARで「ノイタミナ」新ラインアップをPR
フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」の新番組ラインアップをARを使ってPRする発表会が開かれた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.